〜安達太良〜 | ||
恒例の秋の東北登山 東北在住の友達からのお誘いで、今年は安達太良・西吾妻・磐梯山。 幹事のK君に言わせると、「イージー楽ちんコース」 朝早い新幹線で郡山到着。二本松の駐車場で、酒田からのHクマさんと合流。 |
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岳温泉を経由して、あだたら高原リゾートへ。 地元K君達の仲間は、岳温泉から、安達太良山山頂までの山岳マラソン大会を画策中で、毎年試走をしているのだけれど、あちこちの許可の関係で中々実現せず、試走で終わっているのだそうだ。 |
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あだたら高原リゾートの「あだたら高原エクスプレス」は、6人乗りのゴンドラ。 片道900円也 (高速SAなどで、割引券を貰ってくると100円引き) 1台に5人乗ってしまったが、ゴンドラなのだから、もっとゆっくり、2,3人に別れるべきだったと反省。 |
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ゴンドラを下りると、観光客がたくさんいる。 連休初日、天気が今日だけ・・・というせいもあるかもしれないが、いかにも、手頃な山・・・という雰囲気。 |
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行列で、山頂を目指す。 周りを見ながらゆっくりと登る。 それでも、ガイドのK君から、 「このペースじゃ1時間で着いちゃうよ」 |
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45分ほどで、山頂が見えてきた。 「通称“乳首山”だよ」 「え〜!いつかも乳頭山って登ったよね、東北って乳首に相当思い入れがあるのかなぁ」 「乳首は乳首でも、この山は男の乳首だね」 とは、Hクマさん。 |
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山頂の記念写真は、順番待ち! 人の来ない少し下に下り、昼食。 Hさん持参、湯之谷村のキノコ汁の缶詰が、いつもの通り登場! 初登場は、Hクマさんのベーコンとオニオンのスープ。 運転手二人は飲まないのに、なぜか、ビールも飲み終わり、私の持って行った、「鍛高譚」2合もほとんどなくなった! Hクマさんが、 「譚高譚は僕の実家の近く(白糠)の焼酎なんだよ」 |
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運転手達は、車を取りにくろがね小屋経由で下りるので、我々のコースをレクチャ・・・。 あの、鉄山を越え、鉄山小屋の前を通り・・・ 時間があったら箕輪山ピストンしても・・・ |
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山頂を下りて、お鉢の縁、牛の背、馬の背を行く。 沼尻コースは、以前、尾根を歩く胎内コースと、お鉢を歩くコースとあったのだけれど、数年前の亜硫酸ガスの事故以来、お鉢は立ち入り禁止になったという。 「あの事故のちょっと前、Hクマさんとお鉢コース登ったんだけどね」 Kくんが話す。 確かに、匂いがすごくきつかったという。 |
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そして、運転手達と別れ、沼尻コース。 鉄山は、ちょっとしたピーク。 ここからの安達太良山頂を写真に撮ろうとだいぶ粘ったが、ガスが出てきてしまった。 |
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鉄山小屋は立派な小屋! 床があって、水さえ持ち上げれば十分宿泊可能。 中では二組昼食中だった。 ガスが出てきて、安達太良の最高峰、箕輪山は見えなくなったので登頂はパスして、直進。 |
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お鉢の縁に続いていた道が突然とぎれた。 見ると矢印が下向きに!! これが胎内くぐり! 「俺、腹が通るか心配だから別道行くよ」 Hさんが探し回るが、巻き道はない。 私もお尻が通るか心配だったが、行くしかない! 仰向けになって抜けようとするが通れず、ザックを別にしてやっと通り抜ける! |
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胎内岩で火口壁を越えたようで、火口の内部に下りてきた。 下には、湯ノ花採掘所跡。 地図には、この辺から、少し戻って、左のルートに行かなくてはならないのだけれど・・・。 あちこちうろうろして、採掘所を突っ切って、向かいの尾根に登る。 右の川沿いにも、しっかりした道があるが、地図から考えると、そちらは作業道。地図によると危険箇所有り・・・とのこと。 |
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でも、急な登りにあえぎながら見ていると、直進していく人も見える。 不安になったところで、温泉に入りに来た人に会う。 聞くと、やはりこちらの道が正解とのこと。 そういわれ振り返ってみると、温泉に入っている人が・・・見ーちゃった!! |
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白糸の滝が見え、作業道らしき道も見えるが、大変そう。 こちらの道を通った人の報告がネットに載ってないかしら? 読んでみたいものだ。 駐車場に着き、運転手に電話。 繋がらないので、メールを・・・と、思ったところに、K君到着。 |
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宿で、後発組を待つ。 新幹線が停電で遅れたとかで、大幅遅れて到着。 急いでいたので、新幹線の払い戻しもしてこなかったとか! もったいない!もったいない! そんなことを話ながら、お酒が減っていく! きっと明日は雨だよ・・・と、宴会はいつまでも続く! |
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〜西吾妻〜 | ||
朝起きると、昨夜の期待(?)を裏切って、天気は曇り! まずは、グランデコスキー場駐車場へ。 雨になったら、下りようね・・と言いながら・・・ゴンドラに乗り込む。 宿にあった、割引券で、往復1200円のはずが、1000円 昨日を教訓に、2,3人ずつゆったりと乗る。 |
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しかしながら、ゴンドラを下りると、雨!! にもかかわらず合羽を出す面々! 三つ子の魂百まで・・・と、いうべきか? 学生時代の習性が抜けないようだ。 |
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最初はスキー場のコース内なので、ヨツバヒヨドリの咲き乱れる中を、登る。 |
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前夜のお酒がたたったのか、雨のせいなのか? ペースが上がらない! A子ちゃん持参の福島特産の梨の美味しいこと! |
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コースタイム1時間半のはずが2時間で、西大巓山頂到着。 天気が良ければ、展望がすばらしいというガイドのK君の話を聞きながら、心眼で想像?? |
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コースタイムをオーバーしてしまったので、そのまま、西吾妻に向かう。 ガスがひどく、視界がないが、雨が降らないだけましと言うところか?! |
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西吾妻の山頂は、皆の言うとおり、視界がない。 ほとんどがすでに登頂済みなので、まだ未踏峰の3人で登頂。 道路の途中かと思った・・・とは、私のパートナー。 それは、あまりだけど、もう少し、ピークの感じが欲しかったね! |
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戻ってくると、既登頂組が木道脇でお昼の準備をしていた。 小屋は、団体で一杯だという。 さすが百名山「西吾妻!」 こんなに天気の悪い日にも団体が来るなんて! まあ、他人のことは言えないけどね! 相変わらずの、湯之谷村のキノコ汁に加え、A君の会社のアサリを使った、あさり汁が新登場! 山の中で、あさり汁! なんて優雅なのかしら!水産会社勤務のA君に感謝! |
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ゴンドラのさいしゅうが4時なので、1時半下山開始。 まあ、2時間半あれば、下りるだろう・・・。 ところが、そのころから晴れて来た! 西大巓まで戻ると、雲海の遙か彼方に、山の影が・・・。 「飯豊は、もっと手前に大きく見えるから、あれは朝日だね」 とは、ガイドのK君の説明。 |
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さらに下りてくると、目の前に、明日登るかもしれない、磐梯山が・・・。 「あの、右肩くらいまで車が行くからね」 K君が言う。 |
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左を見ると、昨日登った、安達太良山。 あ〜! この景色が見られただけで、満足満足!! |
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夜はまた同じ、中ノ沢温泉平澤屋。 露天風呂で疲れを癒やし、お酒を飲んで、来年の計画などに話題が弾む。 |
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〜磐梯山〜 | ||
朝、雨の音で目が覚めた。 天気予報では、今日の方が昨日より良くなるはずだったのに・・・? でも、相変わらず天気予報は、「曇りのち晴れ」 合羽を着だしたら、A君が、 「最初から合羽を着て登るなんて、いやだねぇ」 「そう言われてみると、そうだ!ここには美味しい蕎麦もあることだし」 すでに、磐梯山には何度も登っている面々が同調。 結局西吾妻と同様、二手に分かれ、未踏峰組がガイドのK君と登ることになった。 |
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八方台駐車場から、登る。 一番楽なコースだとのこと。 最初、遊歩道のような道をだらだらと登っていくと、20分ほどで、中の湯温泉跡に着く。 「昔初めて登った頃は、営業していた記憶があるんだけどね、だいぶ前から廃業してしまったんだよ、前にたまっているのは昔の露天風呂の名残だから、ひょっとしたら入れるかもしれないよ」 |
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そこから、いよいよ登山道。 天気も悪いので、黙々と登る。 温泉跡から、20分ほどで、展望台。 そこから、尾根道を通って、お花畑分岐まで35分 お花畑の方に「山頂へ」と書いてあるが、大分遠回りになるとのこと。 まして、今日は風が強いので、お花畑はやめた方が良いというK君の指示に従い、弘法清水を目指す。 |
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弘法清水は、小屋もあり、水も豊富で、宿泊したら、よさそう! |
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雨になってきたので、ひたすら山頂を目指す。 山頂は、突風で立っていられないほど! 晴れていたら、何時間いても飽きないほどだと、K君は言うけれど、この風では、あきらめるしかない! |
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駐車場に下りて昼食。 川上温泉宇奈月の露天風呂に入って、帰りの電車に乗った。 今回は、K君の言う「イージー楽ちんコース」のはずだったけど、最終日は、疲れた〜! 山岳マラソンをするK君の基準が高いのか、私の体力が落ちているのか?? たぶん後者だろう。 来年まで、もう少し体力つけなければ!! |