大朝日〜月山
2009.7.12〜17
鹿児島から、群馬に引っ越した。 これからは毎日が日曜日。 折しも、ETCの割引が実施されていて、おまけに佐渡のフェリーも 7月いっぱいは1000円とのこと。 引越しの片付けもそこそこに、佐渡に出かけた。 |
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佐渡といえば金山 金山や、奉行所などを見学。 流人の島というイメージだったが、佐渡は金に裏付けられたお金持ちの島。 鉱夫達も、高い賃金を貰って暮らしていたらしい。 |
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ダイビングの準備もしていったのだが、雨にこそ会わないものの寒い日が続き、海はお預け。 尖閣湾は船の上から楽しんだ。 3泊したが、どこの民宿も海の幸満載で食事が良かった! |
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佐渡から新潟に渡り、新潟駅で東京からの先輩と待ち合わせ。 車で、山形古寺鉱泉に向かい「朝陽館」に宿泊。 この青い長靴に注目!! |
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朝4時起床 4時半には出発…と思っていたら、先輩が来ない!! 出発しようと思ったらデジカメが見つからないという。 しつこくフイルムカメラを使っていた先輩が、デジカメを買ったのは、昨年のことだったか・・・。 南アルプスくらいだったからかもしれない。 とにかく、われわれの仲間では、一番新しいカメラ。 1時間探し回った結果、あきらめ、5時半出発 |
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先輩は、デジカメが気になって、いつものペースが出ない!! でも水場では、さすがに笑顔。 |
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ハナヌキ峰分岐で、日景沢小屋からの道にぶつかる。 コースタイムでは、ここまで2時間15分。 ところが我々は、古寺山まで2時間15分・・・と勘違い。 |
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枯れていた三沢清水までが2時間。 水がかれている上に、後15分で古寺山に着くものか・・・ ちょっと焦り気味。 結局、古寺山まで2時間半かかってしまった。 これでは山頂まで5時間で行けるかどうか? お昼までに山頂に着かなかったら、途中で引き返そうね・・・ などと話しながら、朝食もそこそこに出発。 |
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ところが、古寺山を過ぎると、すぐに小朝日への分岐。 でも、われわれは半信半疑でもちろん、小朝日はPASS! 巻きルートを選ぶ。 |
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雪田の上を踏み抜かないよう、注意しながら進む。 雪解けの後は春!! 朝日の花ヒメサユリが、可憐な花を見せている。 |
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痩せ尾根に出ると、物凄い突風!! 飛ばされそうになりながら慎重に進む。 後から知ったことだが、この日大雪トムラウシでは、遭難事故。 |
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銀冷水は、ルートからも近く水も豊富。 ここを過ぎると、階段の上り。 先が見えないので、そろそろ小屋・・・と思う割になかなか小屋に着かない。 |
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やっと小屋について、管理人さんに、 「山頂までどのくらいですか?」 何度も聞くが、通じない。 お互い、東北弁と鹿児島弁では、理解ができなかったようだ。 やっと、 「15分!!」 話が通じたが、小屋に荷物を置こうと思ったら、 「飛ばされるから荷物持っていったほうがいいよ」 と言ったような??よくわからなかったけど! |
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山頂はやはり、雲の中。 方位版があって、晴れていたらさぞや展望が良いのでは・・ 何も見えないのが、残念! でも、記念写真はデジカメのない先輩のために撮らなくては!! 小屋に戻って、お昼を食べ、管理人さんに 「あのビールは売り物ですか?」 と聞いたパートナー。 「とんでもない!あれは私の楽しみ!」 管理人さんにすかさず言い返されて、がっかりしていた。 |
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古寺山まで下りてきて、地図の見直し。 我々のコースタイムの勘違いに気づく。 我々けっして遅かったわけではなかった、良かったぁ! 天気もだいぶ持ち直してきたが、やはり山頂は最後まで顔を見せてくれなかった。 3時半頃、朝陽館に戻ったら、待ち構えたようにご主人が出てきた。 「デジカメ忘れて言ったでしょ。 長靴の中に入っていましたよぉ!!」 先輩が笑顔を取り戻したこと!!言うまでもない。 |
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その後、月山の麓、「姥沢小屋」に移動。 いつも月山に登る時は、横目で見ていた小屋だが、 小屋といっても、温泉はあるし、食事はしゃぶしゃぶで、とても美味しかった。 |
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月山は、昨年も2回同じコースで登ったし、リフトはあるし、気楽に登頂。 7月も半ばになると、雪渓もだいぶ溶けている。 |
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今までいつも、シーズンオフだったせいか、神社に宮司さんはいなかったが、今日は宮司さんはもちろん、参拝者も多い。 我々は、神社の後ろにある三角点を目指す。 東北の友人たちに連れてこられて教えてもらったためだが、登山客で三角点を目指す人はほとんどなく、皆神社の前で、昼食をとっている。 三角点の地点に「月山山頂」の看板でもあればいいのにね! |
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そういえば今年は丑年・・・ 丑年って、神社にとっては良い年なのかしら?? |
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だいぶ晴れてきて、スキー場が見えるが、スキーは7月いっぱいとか。 もう連続で滑って降りることはできないようだ。 |
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だいぶ下まで下って、振り返ると山頂の神社の屋根がわずかに望まれた。 | |
姥が岳への道は、ニッコウキスゲ、エゾカンゾウが美しい。 6月にあんなにあったハクサンイチゲは、ほとんど終わっている。 |
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姥が岳山頂付近は、ヒナザクラが咲き乱れていた。 |
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酒田から合流する先輩を訪ねるため、酒田に向かう。 昨年同じコースをたどって、 思いがけず見つけた「遠藤家多層住宅」を、やっと見学。 もう一度来られるとは思っていなかった。 わらぶき屋根の住宅が山の中の集落に、残されている。 一軒はまだ民宿として、現役で使われている。 私たちの子供の頃にはまだあったような、昔ながらの農家の面影が残っていた。 |
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