鳳凰三山縦走
2007.9.22〜23

新宿発の臨時特急で、待ち合わせ。

しかし、切符の手配をしてくれた当のAくんがなかなか来ない!
ふと、ホームを見ると、Aくんがうろうろしている。

定期で入って、新宿に来たら、切符が見つからないと言う!!
結局は家に忘れてきていたのだが、乗車しようにも、何号車の何番かわからず困っていたらしい。

車掌さんに言うと、よくあることらしく、再発行の証明書を出して貰って、後で、払い戻しが可能とのこと!!
甲府からは、タクシー。
良心的な運転手さんで、「前の車に着いてきてしまって、遠回りしたので、ここでメーター止めます」とのこと。

タクシーで入ったので、バスより1時間早く取り付くことが出来た。

夜叉神峠口9:30−夜叉神峠10:30

夜叉神峠登山口からは、沢山の人が入っていく。

道も歩きやすい整備された道。
夜叉神峠手前に、高谷山の分岐が・・・。

Hさんの事前情報では、見晴らしが良いとのこと。

まだ登り初めで、元気があったので、荷物をデポしてピストン。
往復30分弱。

でも、ガスがかかっていたのと、木が茂っていて、眺望はいまいち。
夜叉神峠11:10-杖立峠12:30

むしろ、夜叉神峠で粘った方が良かったのでは・・・??

などと言いながら戻ったが、夜叉神峠でも、山の上の雲は取れなかったらしい。
杖立峠で、昼食。

下界では、まだまだ夏日だったが、さすが山の上。
食事をしていると寒くなって来るくらい。

「何度くらいだろうね?18度くらいかしら?」
などと言いながら、暖かいお茶を飲もうと思ったら、
「あっ、ボンベにガスが入ってない」

てっきり、Aくんにガスは持つから・・・と言われ、持ってこなかった私達!!

二日目の昼食に備え我慢!!
開けた場所で、一休み。

どこかに山火事後があるらしいが、ここかもね・・・?!

北海道だったら、ナキウサギがいそうな所!!
杖立峠12:30-苺平14:20

その後、石がごろごろで、歩きにくくなってくるが、道の脇にお花も咲いて、その点では、歩くのが楽しい道になる。
苺平-南御室小屋15:00

南御室小屋の前は、ベンチが並び、絶好の宴会場!!

早めに着いたのか、4人で、個室になった。

「個室じゃないよ、小屋の外にくっつけた、軒下だよ」
という説もあったが、自分たちで、仕切られているのは、快適!!

8時の消灯まで、久しぶりの再会に話が弾む。
南御室小屋5:50-薬師小屋6:50

南御室小屋からの最初は、結構きつい勾配。

粘土質の滑りそうな、道が続く。
砂払山まで、登ると後は稜線歩き。

南アルプス独特の、石の稜線が美しい。
薬師小屋-薬師岳7:10

同じ朝食を食べて登ってきた人たちと、逆から来ている人たちで山頂は賑わっている。
観音岳の山頂は、遠くから見ても、人が沢山!!

岩の積み重なった、美しい山。

登山道には咲き残りのタカネビランジが、時々あり、うれしさに声を上げる!!
薬師岳-観音岳7:40

薬師岳までのコースタイムの甘さに、ちょっと嬉しくなり、残してあったチューハイで乾杯!!

私の持っていたチューハイ4杯が減り、軽くなったぁ!!

チューハイを飲んでいたときまでが、視界の良かった最後!!

これから、地蔵岳にガスがかかり、オベリスクが見えなくなった。
近づくにつれ、オベリスクがせまってくるはずなのに、残念ながら、よく見えない。
観音岳8:00-地蔵岳9:10

オベリスクまでの接近を試みるが、ガスでほとんど見えず、あきらめる。
地蔵岳9:40-鳳凰小屋10:10

ところが、なんと、下りてきたところで、ガスが晴れた!!

しばし、オベリスクの美しさに見とれ、名残を惜しんだ。
鳳凰小屋にて、昼食。
ガスが、心細いかと思ったが、お餅入りみそ汁と、珈琲まで、飲むことが出来た。

「軽いと思ったけど意外に持つモンだね」
とは、ボンベを持ち上げたAくんの反省文。

Hさんは、
「帰ってかみさんに、この話したら、『あなた方は、メールをあれだけやりとりして何話しているのよ!』と、言われそうだ!!」
鳳凰小屋10:50-五色滝11:20

鳳凰小屋からの下りは、ドンドコ沢コース。
青木鉱泉に向けて・・・。

Aくんが以前御座石鉱泉には下りたことがあるというので、せっかくなので、別コース。

鳳凰の親父さんが、
「半端じゃなく、4時間は有にかかるよ」
と、言ったが、今までのコースタイムがあまりに甘かったので、半信半疑。
-白糸の滝12:00-堰堤分岐14:20-青木鉱泉15:00

最初は、甘く見て、皆で滝にも寄って、下りてきたが、だんだん、下りても下りても、先があるので、滝は希望者だけになってしまった。
堰堤の後の遠かったこと!!

青木鉱泉に着いたのは3時だったが、バス停まで走る気力はなく、チャレンジすることなく、タクシーに決定!!

お風呂にゆっくり入り、ビールで乾杯!!

シャンプーがなくて、お風呂の壁越しに放り投げて、使う。

青木鉱泉さ〜ん、せめて、シャンプーだけでも置いてくださ〜い!!
お風呂代1000円/人

ビール大瓶800円也。

つまみは、「これしかないよ」と、
山菜盛り合わせ。
でもイナゴの佃煮って、山菜だっけ??

お風呂から上がった頃から雨が降り出し、タクシーが来たときは大降りに変わった!!

計画段階では「5時のバスに間に合えば・・・」なんて話もあったが、早めに動いておいて大正解!!
後日、Aくんからのメール:

「JR切符を万一自宅に忘れた場合の対応の仕方」を、今後の参考のために・・・。
●車内で車掌へ、紛失を伝え、その旨記載の切符を購入する。
●下車駅で、その切符に、「紛失払い戻し可能」の判を貰う。
●復路もない場合、駅窓口・車内で同様に購入。下車駅でも同様に。
●切符購入駅へ、上記の使用済み切符と自宅で忘れた切符を持参すると、1枚につき手数料210円、指定券は310円で払い戻しとなります。

皆さん、忘れ物には充分注意しましょう。