甲斐駒仙丈岳
2006.9.22〜24

〜甲斐駒
山梨交通のバスツアーを行きだけ利用して、甲斐駒・仙丈に登ろうということになった。

新宿西口スバルビル前、21:45集合

台風が近づいているため、キャンセルが多く、40数名のはずが、23名で出発。

途中芦安の、立ち寄り温泉で仮眠。これが売り物らしい。


しかし、後から聞いた話では、芦安の公民館も、仮眠用に無料で開放しているとのこと。
ただ、公民館には寝具がないそうなので、このツアーの、2,3千円仮眠用の上乗せ分は、毛布代なのかな・・・??
芦安ー広河原
4:47  6:12
ツアーは、広河原まで。

広河原から、北岳方面と、北沢峠方面に別れる。
それにしても、広河原での人の多さにびっくり!

広河原ー北沢峠
 6:50  7:15

我々は、北沢峠方面のバスを待って乗る。
切符が売れただけ、バスを出すようで、全員座ることが出来る。
運転手さんも車掌さんもやけに年配だけど、たぶん、夏だけの雇用なのだろう。
年配の方を活用して、登山客には嬉しいことだし、お年寄りにとっても生き甲斐が出来、南アルプス市営バスの運営のうまさに感服!


夜泊まる予定の、長衛荘に荷物を置き、サブザックで、まずは甲斐駒を目指す。

長衛荘ー仙水小屋
 8:00  8:40

林道を少し戻って、山道にはいると、長衛小屋がある。
そこから渓流に沿って登ると、30分ほどで、仙水小屋。ここは、刺身がでるという話を聞いたことがある。
長谷村の提供している地図によると、仙水小屋までの間に、「ロープを張った岩場を通過」とあるが、なかなかロープなんて出てこない!

もしかして、入り口すぐにあった、1メートルくらいの簡単なロープのこと???

日本庭園のような、綺麗な山道が続く。

ところが、このあたりから、ガスが発生してきた。
仙水小屋ー仙水峠
 8:40   9:20

残念ながら、ガスのせいで、ここの前面に見えるはずの、魔利支天が、見えない!

空は晴れているので、何人もの人が、カメラ片手にガスの晴れるのを待っていた。

我々は、「どうせ先で見えるよ」と、出発。
仙水峠ー駒津峰
9:20  10:10

ここからは、結構きつい登り。

でも、ガイドブックで、前もって覚悟しているので、ひたすら、登るのみ!

登るにつれ、展望が開け、眺めながら登るので、疲れを感じない。

向かいの栗沢山の向こうに、
白鳳三山の:地蔵岳だろうか?オベリスクが見える。

脇の木がとぎれると、下の仙水峠で見ることが出来なかった、
魔利支天が・・・。


駒津峰に着くと、目の前に、甲斐駒の山頂がそびえている!
駒津峰ー六方石
10:10  10:40


六方石から、直登コース巻き道に分かれるが、直登コースは、行列状態!

体力に自信のない我々は巻き道をのんびり行く。
六方石ー山頂
10:40 11:30

振り返ってみると六方石も、なかなかの景観!

屋久島の豆腐岩(?)のように、噴出した岩のうち、風化、浸食されなかったものが、残ったのだろうか??

巻き道コースは、もろく崩れた花崗岩の砂礫の道が続く。

山頂前、右ピークに行く道があったので行ってみると、駒ヶ獄神社本宮。
さらにその先、魔利支天まで続いているようだった。
山頂は、広く、あちこちで宴会が始まっている。

われわれも、かろうじて持ち上げた、缶ビールと、缶酎ハイで、乾杯!
Hさん持参の「おでん缶」が美味しい。
秋葉原で買ってきたのではなく、近所のスーパーだというが、「銚子おでん」

太陽がじりじりと暑いが、昼寝をしている強者も!!

向かいには、仙丈岳が見えるが、山頂にはガスがかかっているようだ。
山頂ー駒津峰
1:00  2:00

駒津峰で脇にいたグループが「3時半のバスに乗らなくては・・・」
と、急いで下りていった。

我々は、長衛荘泊まりなので、
「早く下りたら、宴会が長くなるだけだよね」
のんびり、駒津峰から、双児山経由直登コースを。

双児山は綺麗にガスで、斜面が別れている。
駒津峰ー双児山
2:00   2:30

双児山を最後に、山頂は見えなくなる。

後はひたすら、林の中の道を下りる。
よく歩かれていて、歩きやすい道だが、とにかく長い!

休み休み歩いていくと、下の方から、最終バスを知らせる声がする!
「あ〜!待ってぇ〜!」
試しに叫んでみたが、たぶん聞こえなかっただろう!?(笑)
双児山ー長衛荘
2:30  4:00

小屋に着いたら、まずは、ビールで乾杯!

小屋の中では飲めないので、外のベンチで宴会。
その日、仙丈登ってきた人たちと、情報交換。

長衛荘は、朝早く立つ人は、夜のうちに、荷物を下の棚に置くことなど指示があって嬉しかった。
山小屋によって、よく、朝、ごそごそやられて、迷惑することがある。
〜仙丈岳
朝、5時起床
もう、ほとんどの人が出発している。

長衛荘ー5合目
 5:30  7:30

前に日に「尾根コース登って、沢コース下りるのがいいよ」と、いわれたので、尾根コースを登ることにした。

2合目、山に太陽が当たって、綺麗だ!
写真ではよくわからないかなぁ?


長衛荘の朝食は、すべてお弁当。
朝食を食べないで出発したので、そろそろおなかが空いてきた。

5合目で朝食。

5合目で、藪沢コースと尾根コースに別れている

5合目から、尾根コースを。

展望が開け、小仙丈岳が見えてくる。
そろそろ紅葉が始まっている。



5合目ー小仙丈
 7:40  8:30
小仙丈岳の目の前に、北岳、その隣に富士山が見える。

脇にいた人が、
「日本の1番と2番が見えるなんて贅沢だなぁ」
つぶやいている。
小仙丈からは、カールの縁の尾根歩き。

天気がよいので、気持ちがよい!!

パートナーが、
「今日は快晴だね!きっと、今日は山頂から、365度の展望だよ!」
「????365度???」

「いやぁ、最高だから、+5度なんだよ」
苦しい、いいわけをする!?
カールの斜面も美しい!

まだ紅葉ははしりだけど、紅葉真っ盛りの時は、さぞ綺麗なことだろう!
山頂に、うじゃうじゃ人がいる!!

入れ替わりに下りていったが、ツアーらしい。
5,60人の団体で、前日は馬の背ヒュッテ泊まり、今日はどうやら仙水小屋を目指し、次の日甲斐駒登山のようだ。
小仙丈ー仙丈岳山頂
 8:30    9:30

団体さんがいなくなると山頂は静かになった。

誰かさんの言う、365度の眺望を楽しむ。
時計を見て、予定の3時半のバスにはあまりに時間があることが分かった。
少し急げば、その前の1時半にもゆっくり間に合いそう。

帰りは藪沢コース・・・という予定だったが、大事を取って、尾根道をピストンで下りることにした。

仙丈岳山頂ー小仙丈ー長衛荘
  10:30   11:00  12:30

長衛荘で、またビールで乾杯。
ゆっくり昼食を取って、1時半のバス。広河原で甲府行きに乗り継ぎ、甲府からは「かいじ」で、帰途に着いた。