玖珠の山々

2006.3.11〜12

独歩さんのお勧めで、読んだ本白石一郎の「島原大変」「海賊達の城」の舞台、玖珠を訪れた。


目標は、
万年山伐株山
大岩扇山
そして角埋山
万年山(はねやま)1140

万年山は、メーサが上段、下段と2段になっているとのことだが、
近くから見ると1段しかわからない。
しかし、柱状節理の絶壁は、あまり見たことのない、地形である。

角牟礼のお殿様は、屋島を連想したのかしら???などと考える。
国道210号線脇のファミマの隣から入る。
しっかりした舗装道路が続く。

牧場に到着したら、林道の脇に、駐車場がある。
作業をしているときは、奥に留めて欲しい旨の表示がある。・・・ということは、駐車OK・・ということだろう。

その先、普通の車は進入禁止になっているが、しっかりした舗装道路は、まだまだ、非難小屋まで続く。
非難小屋を過ぎると、階段の登り。


10分ほどで山頂。
見晴らしがよさそうだが、あいにくこの日は、頭の上は晴れているものの、遠望がきかない!!
伐株山(きりかぶ)685


遠くから見ると、本当に切株のように見える山
万年山からの歩くコースもあるようだが、私達は、車で・・・。
針の耳:

ここから山頂に向けて登れるようだ。
山頂は、公園になっていて、パラグライダーの若者達であふれていた。

山頂は、公園から少し離れたところにひっそりとあった。
大岩扇山(だいがんせん)691

森川の右側にわたる。
影の木、帆足地区を目指していくと、「参勤交代の石畳」の標識が、所々出てくる。

若宮神社の手前から「参勤交代の石畳」の標識に従って、車で行ける所まで行く。
集落の中、少し広くなっているところがあるので、そこに停めて登ったが、帰るとき、もう一台、登山の車が停まっていた。
八丁越えで、参勤交代の石畳に出会う。

こんな山の中に・・・!
と思うくらいしっかりした石畳が続く。
最もそんなに歩きやすくはないから、籠に乗ったお殿様もさぞや大変だっただろうと思われる。
登ってしまうと、ひろ〜い草原。
今は野焼きをしなくなったので、潅木が生い茂っているとのことだが、お殿様は、この辺で、かごから降りて、歩いたのでは・・・などと想像しながら、私達も歩く。
山頂は、この岩がなかったらわからないほど!
角埋山(つのむれ)576

角牟礼山とも言うらしい。
久留島公の庭園が残る、三島公園。

きさんじ(漢字は忘れた!)泣かせの岩があったが、このきさんじが、小説の主人公の庄屋さんらしい。
末広神社は、城のような石積みの上に作られている。
神社の後ろから、角牟礼山に登る登山道が続いている。
平成5年から、発掘されているとのことで、道はしっかりしている。
本丸到着!

不落の水と名づけられた井戸もある。

ここの石積みは、神社の石積みとは年代が違って、相当古いらしい。
本丸跡(伝承)


発掘が進んでいて、木は伐採されている。
展望台からは、伐株山、万年山、条件がよければ、九重まで見えそうだ。
同窓会があるので、大山町「ひびきの郷」へ。
梅林が見事!!

後から知ったのだが、この町は
「梅栗植えて、ハワイに行こう!!」
というキャンペーンを張ったそうだ!
これが、その成果かもしれない。
とにかくひろ〜い梅林が続く!
30数年ぶりの再会を楽しむ。
次の日は、日田に出て、豆田町、お雛様見学。
草野本家のお雛様は見事だったけど、写真が撮れなかったので、羊羹屋さんの店先のおひなさまで、我慢。