ダイヤモンドヘッド(230m)、
キラウェア(1128m)、マウナケア(4206m)
h16.7.19〜25

娘の結婚式にかこつけて、ハワイに行ってきた。

ハワイは初めて。
鳥海の誘いを断っての、ハワイなので「せめて、一峰は、どこか登りたいね」と、言いながら出かけた。

ホノルル空港にて、お相手の家族や、新郎新婦と集合・・・のはずが、新郎新婦がなかなか来ない!!
飛行機トラブルで、他社の飛行機に乗り換えたとかで二時間遅れでやっと到着。
着いた日はホノルル観光。
トロリーバスに乗ったり、ショッピングを楽しむ。
結婚式用のアロハも購入する。
次の日はハナウマ湾へ。
入場料一人五ドルなり。
海が美しい。
しかし波が強く砂を巻き上げていて、視界はいまいち。
  whitlinebutterflyfish
魚たちはいるものの、視界が悪いので写真がなかなか撮れない。
うーん!魚の写真を撮るって結構難しいですねえ!

結婚式は次の日ホノルルのカワイアハオ教会。
生のハワイ風賛美歌や、パイプオルガンが、ぞくっとするほど素晴らしい。

普段はあまり、なりふり構わない娘も今日ばかりは馬子にも衣装!おしとやかで清楚な感じに見える!

主人はホロッときたようだが、笑ってごまかしている。
フラワーシャワーをやるのが娘の夢だったらしい。
この教会を選んだのもフラワーシャワーができることが決め手だったそうだ。

何はともあれ、二人仲良く、末永く暮らして欲しいものだ。
参加したのは我々夫婦と、お相手のご家族。
友達もくる予定だったが、皆まとめて休みが取れないとのことでキャンセル。

少し寂しいような気もしたが本人たちはとても幸せそうで、良い式であった。
最初は平坦な道 その後、ダイヤモンドヘッドに向かう。
登り口までトロリーバスでも行けるがわれわれは時間がないのでタクシーにて、町の中心から10ドルほど。
運転手さんの話では1時間くらいというので、2時間後の迎えを頼んで登り始める。
ここの入場料は一人1ドル
夕方6時にはゲートを閉めるという。
ゲートから山頂までは0.7マイル(1.1`)標高差は560フィート
火口壁にとりつくと結構急な岩山となる。
ダイアモンドヘッドはオアフ島の沿岸防衛のため、1904年軍用地に指定された。この登山道は1908年に作られたままという。
展望台
資材を運び上げるために作られたという
76段の急勾配のトンネルを登り詰めると、最初のトンネル。225フィートの狭いトンネルを通る。
第2階段は99段。階段の上方に渡された横木はカムフラージュを支えるためのものという。
階段の頂上はワイキキのデルーシー要塞の観察機材が設置されていたという、攻撃統制所の最下層への入り口となっている。
螺旋階段が続き、3階に行くとそこに設置されていた観察機械を固定していた台が残っている。
山頂は761フィート 昔は鉄鎧戸で塞がれていたという細い小窓から外に出る。外側は岩やコンクリートでカムフラージュされている。最後の金属の梯子を登ると山頂。

運転手さんは1時間と言ったけど、まあ30分前後で着く。予定より早く着いてしまったので、のんびり風に、吹かれながら、運び上げたビールとトマトを味わう。
食べ物を持ってきている人などいないので、気のせいか、白い目でみられたかも・・・いや、うらやましかったのかしら?
ダイアモンドヘッドの歴史
火の女神ペレ(キラウエアに住む)の妹、ヒイアカが、、山の形がまぐろ(ahi)の額(lae)のようなのでレアヒ(Leahi)と名付けたと伝えられている。
別の説ではレアヒの意味は、火の岬、すなわち島の沿岸を航行するカヌーを助けるため山頂に灯された航海標識の火を指すとも言う。
山頂にある祭祀場は下から吹き上げる強風によってその火が消されないよう風神に捧げられたものと言われている。

1917年ダイアモンドヘッド灯台ができた。

1700年代後期の西欧の探検家や商人たちが、この山を訪れ噴火口壁面の岩石の中に光る方解石の結晶を見つけ、ダイアモンドと間違えたことから、“ダイアモンド・ヘッド”と呼ばれるようになったという。
披露パーティー代わりのディナーの前にちょっとワイキキの浜辺でひと泳ぎ。
この浜辺の砂は人工的なものなので、少し沖に出ると下は岩。シュノーケリングなどには向かないが、波乗りが面白い!!
大きな波に浮かんでは乗り、浮かんでは乗り、子供のように楽しんだ。
浮き輪を持ってきたら、面白そう。
ワイキキの浜辺からダイアモンダヘッド


ダイアモンドヘッドも
上から見ると
火口であることがよくわかる

次の日、全員で、
オアフ島からハワイ島へ。

離島便の席は自由なので、右へ行ったり左へ行ったり、外の景色を楽しむ。
ハナウマ湾が、絵のように美しい。
マウナケア 
飛行機の中から、右にはダイアモンドヘッド、ハナウマ湾、
左にはマウナケアが見えた。

山頂に、各国の天文台が見える。
日本のスバルは、レンズの大きさでは一番大きくて直径8メートルもあるという。
今年の秋くらいから、見学もできるようになるらしい。
ヒロ空港に到着。
レンタカーを借りキラウェアナショナルパークへ。入場料、車1台10ドルなり。
ビジターセンターでバッフェの昼食をとり、観光へ。
クレーターを一周する自動車道路がついている11マイル。火口を横断するネイチャートレイルもついているが4〜5マイルあるので、時間がない。
残念ながら断念。
大きな火口の中にあるハレマウマウの火口、これだけでも大きい! 
Iki Craterの近くにある,Thurston Lava Tube
溶岩の中のガスが抜けてできた自然のトンネル。
歩けるのは50メートルほどだが、まだ続いているらしい

鍾乳洞のようだが、石筍もないし、周りの岩がぬめぬめとはしていない。
ラバ・チューブ
Rim Drive から、海に向かってChain  of Craters Roadを一気に下りる。

3700フィート、1128bの一直線に下りていく。
周りは見渡す限り溶岩。

今まで見たことのない風景が広がる。
桜島の溶岩は見慣れているが、比べものにならないほどの大きさ、広さである。




Red Lavaを見ようと海側の、
Current Lava Flowsの上をハイキング。
入り口から10分程で、溶岩にとりつく。
真っ黒でぴかぴかした独特の溶岩が続く。
溶岩の間に、舗装された道路がとぎれとぎれに見える。道路標識も溶岩に埋まっている。15分ほど黄色のマーカーがなくなり、自分でルートファインディングをしながら、海の中の白い蒸気を目指し、歩いていく。30分ほどで、水蒸気のあがっているのが望める所につく。
5本ほど赤い溶岩の柱が見えるのだが、蒸気にさえぎられ、写真ではあまりよく撮れない。
ツアーは赤い色がよく見える夜に来るらしい。

あとで聞くと、この次の日から入り口の左手脇から、新しい溶岩の噴出が始まったという。
1日違いで見逃し・・・残念!

溶岩は、2種類。
がさがさなアア溶岩と、なめらかなパホイホイ溶岩。
ハワイ島のワイコロアビーチ。
ワイキキに比べ人は少ないし、海がものすごく透明!!
椰子の木陰で、読書する人あり。
ひたすら焼こうとしているのは、北海道から来た、
新郎のお兄さん。

夜にはきっとお風呂で叫び声を上げていたのでは・・!?

浜辺からほんのすぐの所に、ウミガメがいて子供達は大喜び。
ウィンドサーフィンの警備員に、「さわっちゃだめ」といわれたのに、
「わー、ふんじゃった!」

海の中にはハナウマ湾以上にたくさんの魚!
ハワイ州の州魚、
「ヌクヌクフミフミアクアーア」を見つけ私たちも大喜び。
潮が引いてくると、珊瑚でおなかを摺りそう!

ところがいざ写真を・・と出かけると、午後は濁ってしまって・・・
まあ、明日があるさ!
夜はバーベキュー。こんな大きなロブスター!!
シュノーケリングツアーにでかけた。
KeauhouBayから、船に乗る。
ところが、ここでハプニング!
支払いの時カードの残金がない、という。
そんなことは考えてもいなかったので、カードは1枚しか持ってきていない。
下りてから別のカードを持ってくると言うことで
話が付いたらしい。
(しっかし、そんなに使ったの?新婚生活大丈夫?)
シュノーケリングポイントは、キャプテンクックの碑の前。
KealakekuaBay.
キャプテンクックは、ここで殺されたとか・・・。

船の上からのぞいただけでも魚影が見える!!

今まで、潜ってきた、ハナウマ湾、ワイコロアビーチは
なんだったの!・・・と言いたくなるほど、
ここは、素晴らしい!!

数十匹のYellowTangが群がっていたり、MoorishIdolが数匹泳いでいたり、TrumpetFish、TeaDropButterflyFish、LongNoseButterflyFish、MilletseedButterflyFish・・・
もう、すっかり堪能した!!
明日は日本、ハワイ最後の日、
ハワイで1番高いマウナケアに行くことにした。
とは言ってもほとんど車で行けるようで・・・
でも4206メートルって言うのは未だ体験してない高さなのが魅力。

出発した頃は山は雲の中。
おまけに途中雨が降ってきた。
でも、ガイドのシェーンは自信たっぷり。
山の上は晴れているという。
途中、オニツカセンターで、夕食の幕の内を食べる。
たぶん4200メートル一気に登ったら高山病の可能性があるので、その予防のためだろう。
「おいしいみそ汁があるよ」と言うシェーンの言葉に期待したら、具なしの味噌スープ!
でも、お弁当は「わさび」の幕の内。まあまあ、他のグループよりいいかなあ・・・と内心満足。

オニツカセンターの名前はハワイ出身の宇宙飛行士(事故で亡くなった)鬼塚さんにちなんで名付けられたという

オニツカセンターではSilverswords(銀剣草)の種からの繁殖に取り組んでいるとのこと。
黄色の花が咲くらしい。
日本の天文台、スバルなどが並んでいる地点に来ると
向かいにもう1段高いピークが見える。
おー、あれこそマウナケアの山頂!!
これは、なんとしても行かなくては・・

シェーンに聞くと「帰ってくるまで僕待ってるよ」と言う返事。
それでも、待たせては悪いと、駆け足で登る
10分ほどで山頂到着。
山頂には祭祀壇のようなものが作られている。
パンフレットによると、古来Native Hawaiian達にとって
マウナケアの山頂は神や、先祖が宿る神聖な場所であった。
これからの山のあり方を考えたときにその精神を忘れないために、2000年春分の日に、この祭壇をつくったらしい。
(私のつたない英語だから間違っているかも)
そういえばオニツカセンターにも同じような祭壇が作ってあった。
日本人と同じようなシャーマニズムの考え方のように思える。

主人は、日本の山のように「マウナケア・4206b」と書いた立て札を期待していたらしい!!
すっかり暗くなった頃、あかりのないところに移動し、満天の星と星座の話を楽しんだ。

次の日我々は日本へ、新郎新婦はタヒチへ新婚旅行に・・・・楽しんできてね!!