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霧島・開聞
H16.5.17〜20

大雨洪水注意報

明日はあるけどあさってはわからない会社にいるHさんが、屋久島に作った自社のトイレ見学を兼ね、九州の山に登りに来ると連絡が入った。

 全部同行したいけど、阿蘇高岳を皮切りに九州にある100名山を全部登るという強行軍!!
体力に自信の無い我々は、近場の、霧島、開聞だけを付き合うことにした。

しかし、いよいよHさんが九州入りする2,3日前から、九州は梅雨の走りというようなはっきりしないお天気。
週間天気予報ではすべて雨。おまけに台風が発生!!

 

 H氏との待ち合わせに鹿児島空港のレンタカー屋さんに向かう。
果たして彼は何座踏破してきたものか・・・。
若者なら携帯をもっているのだから、九州入りした頃から連絡があってもおかしくないのに、自称アナログ親爺の
Hさんからは当日になっても連絡は無いしこちらから入れても留守番サービス!!
待ち合わせ時間の
10分前頃にやっと連絡が入り後30分くらいかかりそうとのこと。
「九州には来ていたんだ!」ということがわかりほっとする。

現れたHさんは快調にそれまでの山を踏破してきたことを報告。
ただ、祖母は、大雨の中ただただ歩いて来ただけとのこと。
それでも、登山者は何人かいたという。「物好きが多いということだよね」

 車2台で霧島に向かう。途中今夜お世話になる民宿に1台置いて、高千穂河原に。

さあ、まずは高千穂岳

2時半出発。下りて来る人達は皆合羽をきているが、幸い今は雨がやんでいる。

霧島神宮古宮の脇の石畳を登り登山口に取り付く。
最初は火山性の岩場。
30分ほど登ると火口壁にでる。
とたんに強い風。
しかしミヤマキリシマはけなげに咲いているし、高千穂山頂が美しい。
風に負けないようゆっくり足を踏みしめながらお鉢をまわり、高千穂に・・
高千穂の最後の登りは3歩進んで2歩下がるような登りにくい砂道なのだが、雨の後のせいかむしろ登りやすくなっている。
1時間半で山頂。山頂はもっと風が強く立っていられないほど。
山頂の石の陰で何はともあれ再会と登頂に乾杯のビール。

北側の山が見え、市房か、石堂か、白髪か・・・
山岳表示板を見に行くが、風が強くて顔が上がらない。
まあ市房と石堂だったのだろう・・ということで納得。

 山から下りた我々はHさんリクエストの民芸村の露天風呂に向かう。
しかし露天風呂は
5時までとのこと。55分過ぎで清掃が始まっていた。
しかたなく民宿へ。民宿高千穂にも露天風呂があるのでそこで今日の汗を流す。

 さあ今度は本当の乾杯!!
料理が思ったより豪華!大名竹の炭焼き。うど、蕨・・山のものが並ぶ。
焼酎の持ち込み
OKだったので、ビールの後は持ってきた大隈産の焼酎「若潮」の、お湯割になる。
Hさんの、それまでの山行の話、これからの開聞、屋久島の話、再来月の鳥海の話・・・話は尽きず
とうとう1升空けてしまいやっと布団に入った。

韓国から高千穂河原

 次の日は6時の食事前に高千穂河原に車を置いて、えびの高原に向かう。
天気も悪いし結構早いから一番乗りかなと思っていたのに、もう5
,6台の車がいる。

7時登山開始。天気予報では晴れのはずだったが、だんだん雨が降り始め、合羽を着る。
しかし私だけは天気予報を信じて合羽の上だけ。
韓国は最初は階段、3合目、5合目が展望良く、休むのにちょうどよい。
6合目から階段が無くなり岩が増え、肩に取り付くまでの最後の登り。
7合からはお鉢めぐりというかトラバース気味の緩やかな登りになり、程なく山頂。
1時間
10分ほどの行程。

 山頂にではまず記念写真。
写真を撮っていると、先に登って来ていて縦走路の方をうろうろしていた単独登山者が「皆さんで撮りましょうか?」声をかけてきた。
お互いに取り合って、我々が縦走することを聞くと、「道がわからないから」と付いてきた。

韓国からの下り道は確かにちょっとわかりにくい。
おまけに我々近所の者はこんな雨の中来ることはめったに無いので、こんなに滑りやすいとは思わなかった。
へっぴり腰で、転ばないよう慎重に下りるが、疲れた疲れた!!

 それにしても天気予報はぜんぜんあてにならない!!
雨は強まるばかり。
とうとう限界に達した私は合羽の下を着ることにして「これからは道はっきりしてますから」と暗に同行になった人に先に行ってくれる様言って、脇道に入りズボンを脱いでパンツの上に合羽のズボンを履くことにした。
しかし覗くと彼はまだそこに居る。
さすが向うを向いているけど・・・いやだなあと思いつつあせって着替えを済ます。
後で聞くとちょっと遅れていた後ろの二人には「着替えているみたいです」といったとか。

 でもまあ合羽を着て人心地ついた私はほっと一息。最初から着れば良かった!!

獅子戸を超え、新燃―大幡の十字路で女性パーティと遭遇。我々の逆コース。
「こんな天気の日に縦走しようというのは地元ではないですよね」京都から来たという。
ついでに同行になった彼に聞くと、福岡とのこと。それからぽつりぽつり、彼の話を聞く。

 20,21霧島登山という計画を立てていたのだけど、昨日天気予報を見ていたら台風は来ているし明日が晴れということだったので午後急に出てきたとのこと。
しかし・・・どこが晴れなのか!!
泊まっているのはえびののキャンプ場。
連れが一人いるのだが年配で足が遅いのでゆっくり縦走してくるので、自分はその間高千穂も登って来て時間を合わせるのだという。後ろの人は年配だけどベテランだから一人でも心配ないとのこと。

私の嫌いな新燃えの登りを登りきるとエメラルドグリーンの水をたたえたお鉢が見えてくる。雨が降っているのにいつもより水が少ない。
空が少し明るくなり雨も小ぶりになってくる。
展望は良く高千穂も韓国も良く見える。新燃えからは景色はよいし展望もよいし霧島の最高の見所。天気もよくなってきたので、中岳からの登山者ともすれ違うようになる。
中岳に着くとすっかり晴れて下には人がうじゃうじゃ。登山客かミヤマキリシマ見物の人か・・・。中岳を下りたところで昼食。
Hさんお得意の味噌汁の缶詰に、おもちとうどんを入れて・・・・むむ・・でもガスが・・・ない!こちらのガスに代えたら・・・ああよかった・・と思ったらこちらも怪しくなってきた!!そんなことをばたばたやっていたらそこまで同行してきた福岡の彼は「じゃあ、先がありますから」やっと別れた・・という感じ。

彼がいなくなってから「どういう仕事なんだろう」「結局寂しかったんじゃない?」なんてうわさ話をやっとする。

 我慢してきたビールとチュウハイで乾杯する頃何とか味噌汁も出来、その後かろうじてコーヒーまでたどりつつ、食事を終える。

 今日の露天風呂はえびの市営の露天風呂・・・のはずが、「ただいま温度不足のため入湯できません」
 それでは、私お勧めの川湯へ・・・
しかし「硫化水素発生のため川湯立ち入り禁止」立て札を無視して進むが最後の取り付け道には頑丈な柵!!
前日民宿のおばさん情報。事故があったので立ち入り禁止になっているらしいというのが正しかった!!
信じなかった私が悪かった!!今度の旅、唯一の失敗!!

 結局前日は入れなかった民芸村の露天風呂まで戻って、待望の入浴。

 それから、鹿児島へ。Hさんはデパートからお土産のさつま揚げを発送。
そして飲み屋街天文館へ。
ほんとうなら鹿児島初めての
Hさんのために鹿児島の郷土料理店なのだが、けちな我々は、株主優待券のある高田屋へ。
全国チェーンだが地元だけのメニューも多少はあるはず・・・だったが。
鳥刺し、馬刺し
(熊本名産)くらいだったか・・・焼酎は「島美人」と「海童」合計8合。

開聞岳

 次の日は6時発。途中ジョイフルで朝食。開聞岳登山口8時。

天気予報は大雨洪水雷注意報。もう文句無く雨支度。
「今日こそ誰もいないよ」と着くと前に人影。「やはり物好きはいた!」

開聞は山を渦巻きのように回りながら登っていく。
低い割に時間のかかる山だ。最初は林の中。
それほど勾配は感じないが、少しずつひたすら登っていく。
5合目は展望が開けて休むのにちょうどよい。
7合目を過ぎると岩場があり、そこからは岩が多くなってくる。
はしごがあってそこからが最後の登り。雨はもうすっかりあがって海岸線が美しい。
所々ヘリのための救助地点がある。救助の時はここからヘリが吊り上げるのだろう。
9合目からいつものことながらきつい!!
「あと52メートル」の標識が見える頃足が上がらなくなっている。

 

山頂には大きな岩。回り込むと山頂の標識とともに「皇太子登頂記念」のプレートがある。皇太子が登ったのは平成2年2月2日トロコニーデ開山のときのようだ。山頂でチュウハイを飲んでいると先程追い抜いたグループが登ってくる。ひたちなか市から来たという。明日は霧島とのこと。そのうち札幌からのグループも来るがこちらはさっさと軽食を済ませて下りていく。結局一番先に登ったのに一番最後に降りた我々であった!!

とは言いながらまあ下に着く頃は皆一緒で札幌グループはこれから霧島に行ってとにかく一座は登るつもりらしい。福岡で借りたレンタカーであった。

 

山を下りて薩摩1番札所枚聞神社に詣でたあと我々は知林ヶ島へ。
この数日の大潮で島に渡れる砂州が現れているという。

指宿国民休暇村に着くと目の前の海岸には確かにS字型の砂州が出現していた。
今日は天気が悪いので人がいないが天気のよいときは島まで渡る人が大勢いるという。
この砂州は冬には見られないという。

なぜだろう・・・後でゆっくり考えてみたい。

その後冷え切った体を温めようと市営の砂湯「砂楽」へ
タオルを持っていくと900円。宿で指宿のパスポートをもらってから行ったら記念タオルをもらってしまった!!

夜はきびなごのお刺身、から揚げ、がらかぶの焼き物・・・と魚がいっぱい。
Hさんがパッチンを食べた事がないというので追加注文。でも、2尾で1500円くらい。
帰りに寄った近所のスーパーで1尾120えんだったからちょっと高かったかな!!
焼酎は今日もちょっとひかえて3人で8合。銘柄は「利右エ門」
次の日は前の日の風がすっかりやんで、トッピーは出そうだけど台風は来ているし、民宿の奥さんの話ではここがよくても屋久島がだめなら出ないとのこと。
もし出なかったら鹿児島まで戻ってフェリーと両方で考えなくては・・との覚悟でトッピー乗り場へ行く。
幸い午前中は出るとのこと。35人の仙台からの団体さんもやってきて出発!!
Hさん、明日の宮之浦は晴れそうです。いってらっしゃーい!!

Hさんからのメール

23日22:15に無事、我が家にたどり着きました。
今回の南九州山行では、いろいろお世話になりまして有難う ございます。
大雨の指宿を出航した後は、何も見えない中を 無事に航行し、宮之浦港に定時に着きました。
レンタカーを借りて、白谷雲水峡へ出かけましたが、豪雨の為、 峡谷は入山禁止。あきらめてブラブラ走りながら、後続部隊を 待ち総計12名で民宿へ向かいました。 後で考えると、一番雨がひどい時だったようです。
21日、台風がそれて雨が上がった中、登山隊4名は朝4時に 民宿を出て、道路の通行止のバリケードを動かし
(土建屋です からバリケードの移動はなれています。規制解除は7時だった そうです)、登山口に向かい一番乗り。
後はヒィヒィ言いながら 上りきりました。
晴れてはいるものの、下は雲に覆われ遠くま では見えませんでしたが、非常に満足しました。
登る時には気づかなったシャクナゲの花に感動しながら、午後 3時登山口着。
登山口からの下り道では、性質の悪い屋久猿に 箱乗り(車のボンネットに乗り1km)されました。
22日は、朝4時立ちで、縄文杉見物に出かけました。
こちらは有名コースでもう先客がいました。
最初のトロッコ道 から気持に反して足が前に出ずズルズル遅れをとりました。
大株歩道入口より急坂にも泣かされましたが何とか縄文杉にた どり着きました。
帰りは辻峠経由で白谷雲水峡へ向かいました。
幻想的な景色や峡谷の美しさよりも足腰の痛さが強烈でした。
23日、島内観光の後、トッピーで鹿児島へ帰りましたが、 行きとは大違いで晴れ渡り、開聞岳、指宿、大隈半島の山々、 桜島がよく見えました。
多少、安っぽい民宿でしたが馴染みの家ですから、毎日深夜迄 宴会が続きました。
3晩で25度の「三岳」が8本、缶ビール多数。 どうも土建屋の悪い癖が抜けないようです。
タンカンは季節か終わっていましたが、ジュースを賞味しました。
以上、簡単な屋久島旅行の報告です。 本当に有難うございました。   H16.5.23  Hより