黒岳(水晶)・
鷲羽・笠ヶ岳
H.11.8.16〜18

例のごとく雨男の主人と雨の中待ち合わせ高瀬ダムから入る。天気ならバックに烏帽子岳が見えるはず。空は今にも泣き出しそう。
小屋の手前でぽつぽつ始まる。
そこからは全速力で小屋へ・・・
何とか合羽なしで小屋に着いたものの
烏帽子岳には土砂降りの中ピストン。
次の日は最初から雨装備。
野口五郎岳にて。
野口村のゴーロの山の意味らしい。

歌手の野口五郎は、この山の名前を貰ったと、聞いたような覚えがある。
水晶岳では風も加わって写真を撮るだけで水晶小屋に一目散。
水晶小屋は小さいので予約なしではだめ・・・と断られている人もいる。
昼過ぎに小屋に入り、持ち上げた鹿児島焼酎を二人でちびりちびり!!
水晶は8畳くらいの一室なのでそのうちほかの人とも話が始まる。
天気を待って何日も滞在している年配の1人旅の女性、東フィルだったか日フィルだったかでチェロを弾いているというスェーデンのBさん。
昨年私もスウェーデンに行ってシルビア王妃とお会いした話などする。

あとから入ってきたのは明大山岳部OBという岩屋さん
利尻の山頂にあるあの岩にも登ったという。
北海道の山の話でひとしきり盛り上がる。
食事が終わったころ、経営者がいっしょだという三股山荘から連絡係のお客さんがあり、岩魚数匹の差し入れがあった。
岩魚だけでは・・・と、小屋のお兄ちゃんからの3本の一升紙パックの差し入れもあり、思いがけず山の中で大宴会になった。
鷲羽を下りたころから天気がよくなった。
三俣蓮華にて
双六に来るともうどんどん天気が回復してくるので歩くのがいやになり、2時間も周りを眺めながらすごす。
スウェーデンのBさんも「2時間の行程を4時間もかけているよー」と大喜び。
山がどんどん見えてくるので小躍りしたくなる。
双六山荘にはたくさんの人。
なんと、大学生らしい男の子がラジウスに火がつかず四苦八苦している。
小さな声で「あーあ、点けてあげたいねえ」なんて話していたら、後ろにきた明大OBさんも同じことを言う。
「昔はずいぶんあれで苦労したものねえ・・・」と、同年代の昔話になる。
次の日は快晴!!
裏銀座の名のとおり槍の裏側が見え、みなパノラマ写真の撮影に励んでいる。
笠の小屋でも明大のOBさんといっしょで酒盛りをする。
彼らは車できたので新穂高温泉に下りてからまた西穂を登り返すのだという、今考えると車はどこだったのか??確か烏帽子からいっしょだったと思うのだが・・・
新笠新道を下りる。
登るのはきつそうだが下りる分には速い!!
あっという間に下りてしまった。
後ろは笠が岳。

新穂高温泉はバス停の前に公衆浴場が合って無料!!
登山客には、うれしい。

今度は最初こそ降られたが、そのおかげで水晶ではとても楽しい夜を過ごすことができたし、天気回復の喜びも味わったし・・・最高の山行だった。