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おきさっどんが 「かがんよかがん、 世界でいっばんみごちとはだいやろかい」 ち、たんぬれば、かねちゃ 「そあ、おはんがいっばんよかおごじゃっとよ」 ちゆぅ魔法のかがんに、かねっのっご たんねたなぁ 「そや、白雪姫やらせんどかい」 ち、かがんがゆたなあ 「なんちな!?」 お妃っどんが、はらけっかぎぃはらけっせえ、森んなけ小人んしと仲ゆ住んじょらった白雪姫がとこいっせえ、毒の入ったリンゴをば持って行かったげな。 「リンゴは要いやはんどか〜い」 ち魔女ん真似をしたお妃っどんがさるっごったなぁ、そけ白雪姫んげぇがあっせぇ、 庭の草取いをしごった白雪姫に 「リンゴはかまんや?」 ちゆわったげな。 「まこち、どいうんめかろそなリンゴやろかい」 ち白雪姫はそんリンゴをもろっかんだなあ、かんだいきひっくあらった。 小人んしが 「がっついこえなこっつあねかった。 け死んやったとけ? じゃったれば、 今夜が本通夜で明日そしっじゃろなぁ。 こげん良かおごを、 ほんのこちあったらしこつしたなぁ」 ちほろめっげったなあ、 そけうんめ乗らった王子どんが 通(トオ)いかからっせ 「うんにゃ、んにゃ! まこちぐらしかこつしたもんじゃ。 おはんなないごてリンゴをかんだとぉ」 ち ゆっせぇ起こそかいちしたなぁ、白雪姫ん口っかいリンゴが飛っで来っせぇ、白雪姫が 「たひかったがこあ! あんねこっでけ死んとこやったが!」 ちゆたげなお |
お妃様が、 「鏡よ、鏡!世界で一番すばらしいのは誰かしら?」 と、尋ねれば、いつもだったら、 「そりゃぁ、あなたが一番美人ですよ」 という、鏡に、いつものように尋ねた。すると、 「それは、白雪姫ではないかしら」 と、鏡が言った。 「なんですって?!」 お妃様は、怒りに怒って、森の中で、小人の皆と仲良く住んでいた白雪姫のところに行こうと、毒の入ったりんごを持って出かけたそうだ! 「リンゴはいりませんか〜!」 と、魔女の真似をしたお妃様が、歩いていくと、そこに白雪姫がいた。 庭の草取りをしていた白雪姫に 「リンゴは食べませんか?」 と、言ったそうだ。 「まぁ、ホント! なんて美味しそうなリンゴかしら!」 と、白雪姫が、そのリンゴを貰ってかじると、かじったとたん、すぐ、倒れてしまった。 小人の面々が、 「なんと、こんなことがあるだろうか! 死んでしまったんだろうか? それなら、今夜が本通夜で、明日が葬式だろうなぁ! こんないい子を、本当にもったいないことをしたなぁ」 と、悲しんでいたら、そこに、馬に乗った王子様が通りかかった。 「おやおや! 本当にかわいそうなことをしたものだ。 あなたはなぜ、リンゴをかじったんですか?」 そう言って、起き上がらせようとしたら、白雪姫の口から、リンゴがとびだした。白雪姫は 「これはびっくりしたわ! あんなことで死ぬところだったわ!」 と言ったそうな!! |