中央アルプス縦走   2006.7.29〜8.1

〜木曽駒ヶ岳〜宝剣岳〜檜尾岳〜熊沢岳〜空木岳〜南駒ヶ岳〜

7月29日:

東京駅-諏訪湖SA-駒ヶ根
 5:40          8:30

29日朝5時40分東京駅集合
空に雲はあるものの、青空が見え、ちょっと期待できそう・・・。

諏訪湖SAで、朝ご飯をとり、菅の台へ

菅の台-(バス)-しらび平-(ロープウェー)-千畳敷
  9:00        9:40           10:00

菅の台から、バスに乗り換えて、山の中に入るにつれ、曇り空!
しらび平で、記念撮影。

Aくんの新兵器、
後ろに日よけの着いた帽子!!に、皆感服!
のんびり、記念撮影していたら、ロープウェーの定員いっぱいになって、私達の前で、止められた。
早い便に乗り損ねてしまった!
ザンネ〜ン!!
1台乗り越して次のロープウェーに。

もっともシーズン中は、ものすごくまたされるそうだから、このくらいいいね・・と、皆で話す。

登って行くにつれ、外はガスになり、窓ガラスには雨足が見られるようになる。
千畳敷-乗越浄土-宝剣山荘
 10:00         10:45

ロープウェーから下りると、外は、雨か霧か微妙!

皆、老眼が始まっていて、細かい字を書かなくてはならない登山届けは私の役目?!
私って、若いのかしら??

私としては、ザックカバーだけでも出したかったのに、そのため時間がなく、合羽もなしで、出発。
残念ながら、カールの美しさは見えないが、足下の花が美しい。

コイワカガミ、ハクサンイチゲ、ゴゼンタチバナ、イワツメクサ、ミヤマダイコンソウなどが、咲き乱れる!
乗越浄土に着いたら、宝剣山荘はすぐ!

まずは荷物を置こうと、立ち寄った。

中の食堂は人でいっぱい。
ビール800円・・・と言う表示を見たら、誰言うこともなく、乾杯しよう・・・と言うことになった。

1杯飲んだら、もう、とめどの聞かない我々!
Aくんが美味しい、あんきもとスモークサーモンをつまみに、お酒を出すと、もう完全な宴会モード。
それでも、清酒1升で済んだのは、実は、手持ちが心細くなったから。

でも、おかげで、空がすっかり晴れ上がって来た。

ほろ酔い気分で、木曽駒に登る。

山荘から、木曽駒は、ほんの45分ほど。
あえぐこともなく14:30到着!
登るときは全然見えていなかったが、明日登る宝剣山が見える。

座り込んで酔いを醒ましながら、周りの山を眺めていると、
「あ〜!今年も登山シーズンが始まったなぁ」
しみじみ嬉しくなる。

夜は第2次宴会。
Aくんがまたまた、うなぎやいくらなど、珍味を提供するので、最後の鹿児島焼酎にまで、突入してしまう。
宝剣山荘のはずが、どうやら手違いだったようで、結局天狗荘に移って泊まった。

しかし後で聞くと、宝剣山荘は団体さんが沢山で、ものすごい混雑状態だったとか・・・。

私達は、他の4人グループと一緒で、なかなか山慣れたグループだったので、快適に過ごすことが出来た。
彼らは、越百(コスモ)狙いだという。
30日:

天狗荘-宝剣岳
 5:50   6:20


朝ご飯を食べ、天狗荘出発。
ほとんどのグループが宝剣岳を目指すので、登りは行列!!

遠くから見ていたとおり、岩場の登りが続く。
山頂は、狭くて、記念写真を撮っては交代!!

ここで、パノラマ写真を撮ろうと張り切っていた、Hさんも、あきらめて、下りることにする。

珍味を提供してくれた、Aくんはここでお別れ。
次の日が休めないのだろう。
木曽福島に向かって下りていった。

Aく〜ん、ごちそうさま〜!!
宝剣山-極楽平
6:30   7:10

宝剣を下りて、極楽平。三の沢岳との分岐


宝剣の山頂が見え、絶妙のロケーション。

この辺から、一面のウスユキソウの原が続く。
遙か向こうに、空木岳、南駒が望まれる。

あそこまで今日は歩くの〜!!
極楽平-桧尾岳
7:10   9:30

檜尾岳山頂

こちら方面に行く人たちは、皆同じルートなので、抜いたり抜かれたり。
雲が下の方で、下界は見えないが、遠くに富士山が見えたり、南アルプスが見えたり。
桧尾岳-熊沢岳
 9:45  11:15


熊沢山頂

ここで、大休止、昼食
Aくんが置いていってくれた、おかゆを食べる。
Aくんの会社の製品。
軽くて美味しい!!
「山用品のお店で売ったら売れそう!!」
いつも食べるたびに言っているのだけど。

私は中華がゆをいただく。
東川岳岳山頂:

足下に木曽殿越小屋が見える。

あそこまで言ったら、水がある・・・と、張り切る。

熊沢岳-木曽殿越小屋
  12:00  13:30
 

木曽殿越小屋につきこの日の最後の山、空木岳を前に、念のため駒峰ヒュッテに、電話するが繋がらない。
木曽殿越小屋ー空木岳ー駒峰ヒュッテ
    14:30   15:50    16:00
コースタイム一時間半だから行けるだろうけど、その前に義経の力水を汲んでいくべきかどうか?!往復15分。

木曽殿小屋のご主人にお聞きすると、
「大丈夫だよ、五時までに入れば」

え〜?四時じゃなかったっけ?

でも、まあ、コースタイムなら、ぎりぎりだから何とかなるだろう・・・。
力水を目一杯汲み、出発。
ところが、行けども、行けども、山頂は先!!

45分ほど歩き、そろそろ山頂かな・・・と思ったところで、下りてきた人に会ったので、
「山頂はまだですか?」
「すぐですよ」と言う言葉を期待して聞いたのに、
「え〜と、私達下りで1時間だから、登りなら1時間半くらいかしら??」
「え〜!!」 山頂と思ったのは第2ピークだった!
いつも、写真を撮っては遅れるのでブーイングされていたけど、小屋のチェックインのためひたすら歩いていたのに、コースタイム以上じゃないですか!

結局はそれから、35分くらいで着いたけど、もうへとへと!
やはり、チェックインは4時だったそうで、かろうじて間に合ったのだが、この日は、天気が良かったせいか、予約なしの人がいたり、手違いで引き受けた人がいたりで、オーバーブッキング状態!

間に合ったものの、最後に到着した我々は、このテーブルを寄せて寝ることになった。

しかし、夕方からは、雨になり、雨の時に小屋にいられる幸せ感を、かみしめる。

心がけが悪いせいか、若い頃はよくテントで降られて、漏らないよう祈りながら、寝たものだ。

夕食は、下調べどおり、シチュウ。(お代わりなし)
31日:
駒峰ヒュッテ-南駒ヶ岳
  4:30     6:05

前の日、準備しておいたので、4時半に起き、南駒ヶ岳に向けて出発。

前の日の雨はすっかりやんでいる。
前の日の雨できっとスパッツが必要だろう・・・と、Hさんは、スパッツをつけたけど、あまり関係なかったようだ。

南駒も、手前に偽ピーク(?)がある。
南駒は、私達が一番乗り!!

やはり雲は低いが、南アルプスや乗鞍、八ヶ岳が見える。

すぐそこに「越百岳」が見える。
「こんなに近いと越百まで行きたいね!でも、谷が違っちゃうと車を回すのがねぇ!」
Hさんが盛んにぼやく!

「ヒノキオ」とか「コスモ」とか、外国語みたいな山の名前!!
南駒ヶ岳-駒峰ヒュッテ
  6:50    8:30


帰りは、のんびり、写真を撮りながらの歩き。

駒峰ヒュッテのベランダで、南駒まで行かなかった、パートナーの姿が見える。

上から手を振ったので、きっと、珈琲でも入れていてくれると期待していたのに!!
空振り!!
駒峰ヒュッテ-大地獄
 9:00     11:30

さぁ、下山。

ヒュッテの奥さんは、タイム的にも10分くらいの差だし、空木岳避難小屋コースは、花が多くていいですよ・・・と言ってくれたが、花に興味のないパートナー達は、尾根を行く駒石コースを選択。

大きな石がある。これが駒石だろうか?
しかし、こちらのコースが正解だったようで、分岐で、避難小屋コースから来た人が、
「花の代償は、ものすごく高くつきました。めちゃくちゃ荒れてますよ」

このところの雨で、相当道が悪くなっているようだ。

そして、地図で怖そう・・・と思っていた地獄に到着!
30分ほど、500bだろうか?
確かに、階段と、足場の悪い狭い道が続く。

けれども、ロープや、木道などがついているので、危ないと言うほどではなかった。

しかし、過ぎたところで、ほっと一息!

昼食をとる。
朝のおにぎりの残りとおかゆ。

大地獄-水場
12:00 13:10 

行けども行けども、何処までも続く下り!
下界は、いくら歩いても、まだまだ下の方にある!!

池山ヒュッテ近くの水場到着したときは、もうへとへと!!
おまけに水は、ポタッ、ポタッとしかでてない。
とても、飲むには足りなすぎ!


水場−鷹打ち場-林道終点-菅の台
13:10  13:40   14:00  14:20
  
鷹打ち場にたどりついたときに、それまではタクシーを呼ぶかどうか逡巡していた、我々!
いざ着くと、全員一致で、タクシーに決定。
「金で解決できるならば・・」と、豪語!!

ところが、携帯が電源切れ!!
すったもんだしていたら、1台だけ、繋がった!
でも、電源切れの警告音がなっている!!
かろうじて、連絡がついた!!

タクシーに乗ったら、菅の台駐車場までが遠かったこと!
タクシーに連絡がついて、本当に良かったぁ!!
タクシー代:2530円+180円(送迎代)
次の日の恵那山に備え、飯伊森林組合の「昼神荘」に宿泊。

宿泊料金が、安いのに、夕食は思いの外豪華!!

このほかにも茶碗蒸し、赤カブラ漬けなど。

鹿肉の陶板焼きと、とろとろのトンポウロが、美味しかった!!