新宿7:30ーあずさ3号ー茅野9:52 茅野10:25ー諏訪バスー麦草峠11:29 朝、新宿のプラットホームで、Hさんと合流。 Aくんは、習志野からすでにあずさに乗ってきていた。 空は時々青空の見える、期待十分な模様。 茅野の駅に着くと、折しも、バス停前のスーパーは開店時間!! 「お弁当はここで買えば良かったねえ」 などといいながら、バスの列に並ぶ。全員が座れるほどの人数。 「麦草峠」行きは、一番先頭の停留所。やはり「美濃戸」行きが一番列が長そうだ。 |
麦草峠(麦草ヒュッテ)11:45ー0:45ー丸山12:30ー0:15ー高見石 麦草峠には散策をする人や、北八ヶ岳を目指す人などで、結構人が多い。 駐車場にも数十台の車が停まっていた。 久しぶりの山行なので、ゆっくりと歩き出す。 足下には、ゴゼンタチバナやミヤマシオガマなどが早くも咲いている。 |
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高見石小屋13:30ー1:10ー中山ー0:25ー中山峠15:00 高見小屋に到着、お昼を・・・と小屋のテラスに座り込んだとたん、雨が来た!! ポツポツから、ドドドっと激しく降り出した。 幸い屋根があるので、濡れはしないが、皆、合羽を着るべきか、上だけにするべきか・・・判断に迷う。 結局合羽を着て高見小屋スタート。 しかし、スタートしたとたん雨はやみ、合羽がうっとおしくなる。登りにさしかかって、とうとう合羽を脱ぐことに・・・。 ところが合羽を脱いだのを見透かしたようにポツポツ!! 結局傘を手に持ち歩くことにした。 |
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中山峠ー1:20ー東天狗ー0:35ー根石山ー根石小屋17:10 傘を手に持ったのが一番正解のようで、たまにポツポツくるものの、濡れるほどのこともなく、東天狗まで、登頂! ピークハンターのHさんは、西天狗まで行く予定だったが、高見小屋での雨で予定より遅れたせいで、断念。 天狗を下りだしたところで、道に迷ったという外人カップルに遭遇。 渋ノ湯まで下りるつもりだとのことだったが、大丈夫だっただろうか?? |
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根石小屋は、昔ながらの山小屋。 でも、お風呂がある!! お風呂に入ってすぐ夕食。おかずはハンバーグ。持ち上げた酎ハイで乾杯。 歩いた後のお酒はすごーく美味しい!! Hさんが、奥さんに「1日5合ずつ」と持たされた、5合パック2パックの日本酒が、いつの間にか、明日の分までなくなる。 Aくんが持ってきたウィスキー、ポケット瓶2本にも手をつけてしまう!! |
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根石山荘6:10ー0:10ー箕冠山ー0:20ー夏沢峠 根石山荘出発の時は霧の中。 それでもだんだん空は晴れてくる。 |
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夏沢峠6:50ー1:10ー硫黄岳7:50ー硫黄岳小屋8:10 夏沢峠からは、ひたすらの登り。 あえぎあえぎ登っていると後ろから単独行の人に抜かれる。 後で聞くと、本沢温泉から登ってきたとのことで、赤岳まで3時間で歩くという。もちろん日帰り。 硫黄山頂は、時折赤岳方面の霧が晴れ素晴らしい山並みが見え隠れ。 なかなか、歩き出せない。 |
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硫黄岳小屋8:20ー0:50ー横岳(奥の院)9:15 硫黄岳小屋では、今度こそ見て帰りたいと思っていた白花のコマクサ!! 横岳の手前にも、自生の白のコマクサがあり、感激!! 横岳に着く頃にはすっかり晴れ上がり、富士山も綺麗に見え出す。 |
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横岳(奥の院)9:30ー0:10ー三つ又峰ー0:40ー赤岳展望荘10:30 鎖場などが続くが、足下はしっかりした道。 それでも、すぐそこに見える展望荘までが結構時間がかかった。 展望荘は以前来た時より施設が増えバイオトイレやお風呂などが出来ている。 ここで大休止。Aくんから、果物のゼリー提供、私はマンゴーを頂く。Hさんからは、キュウリにミニトマト。マヨネーズ添えというから気が効いている。 そういえば、小学校や中学の時、遠足登山でアルプスなどに登る時は、持ち物に「キュウリ10本」などと書いてあったのを思い出した。 |
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横岳奥の院から:赤岳展望荘、頂上小屋も見える。 |
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阿弥陀岳とお花畑、遅咲きのウルップソウも・・ |
赤岳山頂は後一歩! |
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赤岳展望荘11:00ー0:40ー赤岳頂上11:40 一番人気のルートなので、登る人も多いし、下りてくる人も多い。 所々すれ違いに道を譲りながら、一気に登る。 頂上小屋の前には沢山の人がいるが、通り過ぎて赤岳山頂へ。 なぜなら、頂上小屋の前で休んだら、我々のこと、絶対ビールを飲もう・・ということになってしまうから。 だって、この後が難所。 ここで飲んだら、後が危くなる。 |
赤岳山頂 | ||
歩いてきた尾根を振り返る:一番先は北八ヶ岳…蓼科 |
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赤岳頂上12:00ー1:40ーキレット小屋13:30 下りだしたところで、登ってくる36人の団体に道を譲る。 ツアーのような感じだが、こちらからの登りは団体だと特に大変そう!! やっと団体が通り過ぎ下り出すが、予想どおり、下りの方が大変。 ルートマークをそれると、岩がもろく、落石しそうなので、慎重にルートを選んで下りていく。 |
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キレット小屋14:00ー1:30ー権現岳ー権現小屋16:30 キレット小屋の前は、コマクサの大群落!! ピンクの絨毯のようなコマクサは初めて。 コマクサのイメージが変わってしまった。 キレット小屋の管理人が顔を出しうれしそうに「お泊まりですか?」「すみません、先まで行きます」 ビールだけで、軒先を借り、遅い昼食。 我々の間ではすっかり定番になった、Hさんが新潟まで仕入れに出かけるみそ汁の缶詰におもちを入れたもの。 Aくんの会社の製品、フリーズドライのおかゆにホタテ缶を入れたもの。 山の上とは思えないほど豪華で美味しい。 |
後ろの斜面がコマクサでピンク色なのに、 写真ではわからない?! |
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右の斜面が下りルート |
良い天気なので、今まで歩いてきた赤岳の山肌を眺めながら険しさに、感嘆! 「よく下りてきたよねえ」なんて言っていると後ろから単独行の人に抜かれる。 赤岳まで日帰りだという。 朝抜かれた、日帰り単独行の人と言い、すごい人がいるねえ・・と驚嘆する。 |
権現岳の登りに取り付いて、20分くらいした頃、私のストックが半分なくなっていることに気づく。 「あー、ストックがなくなっちゃった!」 悲鳴を上げると、一番後ろを歩いていたHさん 「そういえば、這松の中に、ストックが刺さっていたよ!」 歩く間の空いていたのがまずかった。我々のものとは思わなかったという。 一瞬、まあいいか、と思ったが、これまで歩いてきたルートを振り返ると、ストックがないのはきつい!! 拾いに戻ることにした。「左の這松の中・・」とつぶやきながら、探して下りていく。結局、最初の登り初めの所にあり、戻った時はもうへろへろ。 |
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戻ったらすぐピークだ・・と思っていたら、それは偽ピーク。 越えたところに、60段の源治梯子があって、それを登らないと、権現岳の稜線にたどりつかないと言う。 遠くに見えた源治梯子は、Aくん曰く 「そろばんみたい!」 登り切ると、すぐ分岐。 権現岳山頂1分、権現小屋1分 |
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権現岳より赤岳方面:右側硫黄岳ー横岳ー赤岳、左側阿弥陀岳 |
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権現小屋には、四国から来たという24人の団体がいて、満員状態。ものすごく騒々しい。 「どうも、関西系の人は賑やかよねえ」 団体でない、女性がつぶやく。 最近は中高年の登山ブームで、このような団体が多い。経済効果があって良いことなのだろうが、欠点は傍若無人なこと・・・かな。 普段の権現小屋は5,6人程度の宿泊しかないとのことで、この日1日で、管理人の1ヶ月のお給料分以上が入ったそうだ。 朝には、4時頃から大騒ぎして、我々全員を起こして出て行った!!ふぅー |
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権現小屋6:15ー擬宝珠岳 朝から天気は上々! こんな日に下りちゃうなんて、もったいないねえ・・などと話ながら、出発。 まずは小屋の目の前のピーク擬宝珠岳。 天気がよいので、今まで登ってきた八ヶ岳の山々が見える。 逆光なのが残念。 反対側は南アルプス、甲斐駒が中央にどっしりと坐っている。 |
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擬宝珠岳ー1:30ー青年小屋7:15 擬宝珠からの下りも結構鎖場が続く。 やはり、ストックを拾いに戻って正解!! 青年小屋には赤提灯が下がっていて、「遠い飲み屋」 是非1度泊まってみたい面白そうな山小屋だ。 ストックを落とさなければ、ここまで、来られたかも知れなかったのに・・・。 複雑な気分!! |
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青年小屋7:30ー0:30ー編笠山8:00 青年小屋からは、編笠山を登らない巻き道もあったのだが、なんと言ってもピークハンターのHさん。 「今後、編笠山だけ登りに来ることはきっとないと思うんだよね」 巻き道派の、我々は、Hさんの熱意に負けて、山頂を目指した。 しかし、登って良かった!! 360度の展望で、南北アルプス、富士山、登ってきた八ヶ岳・・・どれをバックに写真を撮ったらよいか迷うほど。 |
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南アルプス展望 |
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編笠山8:10ー1:40ー雲海展望台ー0:45ーグリーンヒュッテ10:20 下りるに連れ、下界の蒸し暑さが戻ってくる。それに、アブの多いこと!! 虫除けスプレーも底をつき、汗のにおいで寄ってくるのか、追っても追っても効果はない。 アブは、皮膚を食いちぎって、出てきた血をなめるんだ・・なんて、Hさんが言うので、いっそう怖くなる。 いつか噛まれた時は、しばらく痛みが取れなかったものだ。 |
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タクシーで「延命の湯」11:00 タクシーの中にもアブが入ってしまい、窓を開けて、追い出さなくてはならないほどだ。 タクシーの運転手さんの話では、この2,3年急にアブが増えたそうだ。 駐車場には沢山の車が停まっていて、登山客や観光客が多そうだが、このアブ対策を考えないといけないだろう。 延命の湯はいろいろな施設がそろった道の駅の中にあった。 体験工房や、お店なども沢山あって、ここだけで充分遊べそう。 |
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お風呂に入って、ビールで労をねぎらって乾杯!! 私以外はおそばを食べるつもりだったのだが、例の四国の団体がいて、おそばは終わってしまった・・とのこと。 恐るべし、団体さん!! 小渕沢ーあずさ20号ー新宿 小渕沢の駅で、マルスワインの試飲販売をしていて、おみやげはもちろんワイン。白ワインが美味しくて、2本ゲット! 列車に乗ったとたんぐっすり。あっという間の新宿でした。 |