阿久根探検隊
h17.2.20

私は、小学校の頃、長野の上田に住んでいた。
今はないが上田南小学校といい、姉妹校が阿久根小学校であった。
私たちからは樫クルミを送り、阿久根小学校からはボンタンが送られてきて、
南の国の珍しいミカンを、意気揚々と家に持って帰った記憶がある。

しかし、鹿児島に来ても、阿久根には縁がなく、阿久根大島に海水浴に行ったくらいで
ああ、もしかしたら、姉妹校の頃手紙を書いた人がどこかに住んでいるのかもしれないなあ・・
なんて考えていた。

ある日ふとラジオから流れてきた、阿久根探検隊。
母の介護の合間をぬって、参加してみることにした。

集合は阿久根駅13:00

早めに着いたので、「まだ誰もいないかも・・」
などと言いながら、行ってみると・・なんと!!

幟がたくさん立っていて、係の人が、5、6名!!

参加費用:大人一人あたり12000円を支払う。
まずは、阿久根農業高校に移動して、豚味噌作り。

高校生のかわいい女の子を先生に、みんな真剣に野菜を刻む。

レシピは、「鹿児島の料理」参照
次はトマト収穫体験。

先生は、かっこいい高校生の男の子、福山君

一人ビニール袋一杯・・とのこと。

試食をしながら美味しそうなのを選んで採る。
またまた福山君の指導で、
今度はキュウリの収穫体験

これも「試食をぜひ」と言われるが、
「ぁ、出来たら、お味噌か、塩があれば・・」と
贅沢を言って無視をされてしまった!!
宿は港の近くの「ひさご旅館」

昔からの旅館のようで中はまるで迷路。

子供たちは大喜び!!
宿にも温泉はあるが、近くにある「ぼんたん湯」へ。

阿久根温泉は塩温泉。
なめてみると相当しょっぱい!
お湯にぼんたんが浮かんでいる・・と思いきや・・??

脇に引き上げられていて、食べ放題という。

その上ぼんたんではなく、サワーポメロ。

う〜ん!
予想とは違ったけどまあ美味しかったからいいか・・??
夜は、阿久根の魚づくしの鍋やお刺身の並ぶ料理を前に宴会。

半日で皆うち解けてきて、お酒の進むこと・・!

私も・・・ぁ〜飲み過ぎた!!
次の日は、弓木野集落を訪ね、
早堀タケノコの収穫体験

私たちのように竹細工をする場合は、ウラ折れの竹は、使い物にならないのだが、タケノコのためには、全てウラ折れにしないとよいタケノコは生えてこないとのこと!!

う〜ん、ここの竹は、私にとっては、タケノコ以外、用無しだわ!
ところが、タケノコがなかなか見つからない。

地元の子供たちに
「笹をどかしてえ、土のふくらんだところを見てえ、
割れ目のあるところを掘るんだよ」
・・・言われたってなかなか、そうはいかない。

取り終わってから、
第1枝と平行に地下茎が走っているので、
第1枝が2本出ている女竹の3,4年ものを探し、そこから1メートルほど離れた地下茎部分を探すと教えてもらった。
最初にそれを言ってほしかった!!
味見用に煮る。

早堀タケノコはアクがないので、ぬかも唐辛子もいらないとのこと。

酢みそがいい、いやわさび醤油がいい・・・

まだ火もおこさないうちから、よだれが出てくる。
タケノコが煮えるまで、椎茸を焼いて食べよう!!

椎茸の軸は、中毒を起こすので、軸を取って焼くという。
そういえば北薩に居た時、よく、そういわれた。
その割には関東にいた時は、椎茸が中毒の素なんてこと聞いたことなかったけど・・・??

寒いので、皆火のそばに寄ってきてしまう。
お昼は「縁うさぎ」さんで、地元食材のお料理。

大福と並んだお人形はお持ち帰り用
家の中あちこちに、縮緬で作ったおひな様が並ぶ。

来週が、展示会なのだそうだ。
いただいて帰った、阿久根の名産品:

ぼんたん、キュウリ、マーマレード、トマト、
豚味噌、タケノコ、すり身

おひな様を忘れてました。