九重山系


久住山周辺 三俣山周辺 大船山周辺
猟師岳




久住山周辺  〜オオヤマレンゲを求めて〜      H17.6.25
 牧の戸ー沓掛山ー中岳ー白口岳ー鳴子山ー稲星山ー久住山ー星生山ー牧の戸
朝6時牧の戸駐車場到着。

もう、ミヤマキリシマが終わったから空いているかな・・・?とは思うものの、オオヤマレンゲ狙いの人もいそうなので、とにかく早く行こうと、夜中走ってきた。

駐車場はまだガラガラ。
でもやはり先客も・・・。
梅雨の合間とはいえ、今日はかなり晴れそうな予感。日焼け止めをしっかり塗って・・・。

北九州は、全然雨が降ってないとのことで、山道は土埃があがるほどの乾きよう。
ミヤマキリシマの時期なら扇が鼻へ・・となるところだが、今回は素通り。

扇ガ鼻はしばらく前まで、一面のミヤマキリシマであっただろうが、今は茶色の花柄に覆われている。
西千里が浜にはコケモモの花が咲き乱れている。

何年か前、阿蘇のレンジャーをしていた友達が、双眼鏡で、コケモモの実を取っていた登山客から没収したというコケモモ酒を飲ませてくれたことがあったが、なるほどここなら充分コケモモ採りが出来そう。

でも特別保護地区は、たとえ石ころといえども採取禁止!!
久住山山頂が見えてくる。
久住別れを中岳方向に・・・。
硫黄岳の噴煙が見えている。
立ち入り禁止という話だが、何も標識がないし、下を見るとスガモリ方向に歩いている人もいる。
御池を回りこむ。

真っ青な空に硫黄岳の噴煙、咲き残りのミヤマキリシマ・・・。
見えている山は星生山だろうか?
中岳山頂:
白口岳への分岐:
五差路になっていて,中岳,白口岳,鳴子山,沢水登山口,稲星山へと続いている.
まずは,白口岳ピストン。

分岐まで戻って,鳴子山ピストン。

鳴子山への途中,大岩の下あたりに,オオヤマレンゲの群落がある.
鳴子山の名前のいわれは,ドウダンツツジが多いからだろう。

赤や,ピンクや,白のドウダンツツジが,咲き乱れている。

紅更紗ドウダン・・・と言うのかな?
オオヤマレンゲの斜面を振り返ってみる。

結構下の方まで,オオヤマレンゲの木があることがわかる。
鳴子山山頂:

山の神の方からも登り口があるらしく,登ってくる人がいた。
また分岐まで戻り,今度は稲星山に向けて・・・。

稲星山の山頂は,山はなだらかだが,緑のない荒々しい風景。
稲星山を越えて,久住山へ。

「南登山口」の標識がある。
こちらから見る久住山は,優しい雰囲気。
久住山の山頂はさすがたくさんの登山客で賑わっている。
星生山山頂:

久住別れから登る道があるとのことだったが見つからず西千里浜からピストン。

下から見ると結構かかりそうだが,登ってみるとほんの15分で山頂。



大船山周辺〜紅葉をもとめて〜   H17.10.9
岳麓寺牧場越刈橋ー50ー登山口ー15−柳ガ水ー50ー鳥居窪ー60ー大船山ー15−段原ー75−風穴ー45−柳が水ー55−越刈橋
6月にオオヤマレンゲを見ようと、久住方面に登った時中岳山頂で、九重にとてもお詳しい独歩さんにお会いした。
このホームページをお教えしたわけではなかったのに、偶然にも見てくださって、その後いろいろ九重の情報をお教えいただくことができた。

その独歩さん一押しの九重の紅葉を眺めるコースが、岳麓寺からの大船山。

お話を伺っているとどうしても行きたくなって、うずうず。
ただ、お勧めの10月中下旬には休みが取れそうもないので、ちょっと早目かなあ・・と思いつつ、出かけた。
岳麓寺牧場を歩いていくと、目の前に、大船山、そして黒岳が見えてくる。

足元には、マツムシソウや、ウメバチソウガ咲いている。
なぜかボケの花が、ボケの実の隣で咲いているのが不思議!!「今頃ボケて咲いているから『ボケ』って言うのかしらネ」

時々牛がいて、どきどき!!
こんな時は、パートナーが頼りになる。
「豊後牛のステーキが歩いていると思えば怖くなんかないぞ」
そんなこと言われたって・・・焼いてないんだもん!
登山口は、うまく牛が通り抜けられないようになっている。

ここから、登りにかかる。

15分ほどで、柳ガ水。
ここで、有氏から登ってくる道と出会う。風穴方面の道もあって、十字路になっている。
女性のグループが、サルナシを採っていた。
やはり、女性は、花より団子・・!?

我々は、大船方面へ向かう。
途中「入山公墓」の標識。
江戸時代の竹田岡藩主中川久清のことだという。

登ってみると、お墓がある。
「山が好きだったのかしら?」
「九重も信仰の対象だったのかしら?」
などと考えながら、見ていると後から、続々と登ってくる。
「この先抜けられるんでしょうか?」「どうかなあ」
なんて話して、我々は元に戻った。
ところが、それが大失敗!!
先へ抜けることができたどころではなく、その先が、本当のお墓だったようだ!!

先のほうへ行った、彼らに後から会って、それを知り臍をかむ。先達はあらまほしきことなり!!
登山道の所々に、展望所があり、九重高原が望め、それを楽しんでいると疲れを感じない。

大船山頂が見えてきた。
紅葉はまだのようだが、うっすらと始まっている?

でも天気が良いから、とても気持ちよさそう。

以前、平治岳の方からしか来た事がなかったので、こちらの方から見る大船は初めて!!

山頂直下が開けていて平らなので、山頂が良く見えて、とても気持ちが良い。
山頂は、入れ替わり立ち代り、登山客がたくさんいる。
紅葉にはまだ早いのに、こんなにたくさん!・・ということはシーズンにはさぞや混む事だろう。

米窪方面も、まだ紅葉には早かった・・が、気のせいか紅葉の雰囲気が感じられる。

少なくても、もう夏の緑の山ではない。
山頂から15分、急な道を下ると段原。
ここで昼食。
九重の山並みを見ながら食べると同じおにぎりでもおいしい。

坊がつるから登ってきた団体が
「ダンバラに着いたよ〜!」
と叫んでいた。『ダンバラ』と言っているということは、きっと、九州外から来た団体だよね、と思う。
米窪は見事な噴火口。
でもなぜ『米』なの??

米窪の周りの道は、ミヤマキリシマの潅木が密生していて、ズボンやシャツが引っかかったら破れそう。

「そういえば、霧島の夷守岳から、新湯までの道がこんなだったよねえ」
「今は、ミヤマキリシマで人気が出て通る人が増えたせいかだいぶ広がったけど・・」
などと話しながら歩く。
きっとここも、ミヤマキリシマの頃は壮観であろう!
米窪から下りると、風穴に行く道に出会った。
風穴に直接下りる道もあるようだがわからなかった。

風穴まで5分。

以前、石楠花の頃黒岳に登った時は、風穴に入ると氷があったが、もうないだろう?!

私は、その氷を見て以来、手塚治虫の「火の鳥」の、山から氷を運んできてカキ氷を食べる場面は、きっとこの風穴をヒントに書いていると固く信じている。
山から下りて、やはり独歩さんから教えていただいた長湯温泉へ。

ドイツ風の温泉館や、ラムネ温泉など・・。
ところが連休のせいか、ものすごい混雑!!
「ドイツワインの試飲会開催中」なんて看板が立っていて、ものすごく気は引かれるのだが、いかんせん、駐車場が空いてない!!

最近急に人気沸騰中の温泉らしい。

しかたなく、川の中の無料温泉、「ガニ湯」で、足をつけて、入った気分!!
今日のお宿は、七里田温泉の民宿「みやま」

七里田温泉の下湯の脇なので、長湯温泉に入れなかった分、ここで、炭酸泉を楽しむ。

民宿で2回入れる、というお風呂券をもらい(宿泊料金とは別料金で300円)入浴。普通に入ったら210円だそうだ。(1回しか入れなかったから結局は損だった)

ガニ湯はバブの7倍の炭酸泉、とのことだったが、ここも「日本無類の炭酸泉」と書いてあって相当濃そう。
お湯に入っていると体にびっしりと細かい泡がついてくる。これをなでて落とすときの感触がたまらない。
炭酸泉は疲れをとるとのことだが、色も白くなりそうなので、何度も顔を洗って出てきた。
夕食は、焼肉食べ放題。

まあ値段が値段だったから(1泊2食6300円)、こんなもんかな・・と言うほどだったけど、一応満腹!


                     ⇒俵山につづく

猟師岳      〜オオヤマレンゲを訪ねて〜   H20.6.23
瀬の本から登っていくと、右側に駐車場

向かい側に、漁師山、合頭山の標識がある。
しばらく登ると広い草原。

右手に涌蓋山が見える。
駐車場から、45分ほどで山頂。

山頂付近には、ベニバナウツギや、チクシウツギなど、花が咲いている。

山頂を突っ切って、下りに入る。
シャクナゲ谷を過ぎ、「探勝路」と書いた分岐があり、どちらに行こうか迷った。

結局は、右に行くと、林道から先「うさぎさんコース」に繋がり、左に行くと、「かめさんコース」に繋がるだけで、大差なし。
林道に出ると、スキー場から登ってきた人たちが沢山いた。

皆立派なカメラを抱え、大山レンゲ狙いの様だ。

太陽がまぶしくて、なかなかカメラに収まらない・・・なんて、贅沢な悩み。
皆の薦めで、かめさんコースで、スキー場に向かう。

でも、かめさんより、うさぎさんのほうが、やはり早そう。
スキー場に出て、ゲレンデを登る。
これって疲れるのよねぇ

2本あるリフトの短い方を登りきって、奥のリフトのトップまで登ると、登山道が見つかった。
登るとき見てきた分岐に到着。
九重に向かって下る。

この頃には雲が出てきた。
さすが梅雨時期。

明日は雨。
梅雨の合間のほんの1日だった。